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第1回 Zabbixを使いこなすための注意点とは?

著者: 三宅 徹芳

こんにちは。エンジニアの三宅と申します。
Zabbix を使う仕事に携わり、早10年。時に運用部門の担当者としてZabbixを受け入れ、運用に乗せる側の立場で働き、時には構築プロジェクトメンバーとしてZabbixを使った監視システムを導入・サポートする側の立場として、弊社のOSS導入・保守サービス(Zabbix)のメンバーとして立ち上げ時から参画しております。
今回は、慣れ親しんだZabbixの経験談をもとに気づいた運用上の注意点、改善ポイントなどを数回にわたり解説していきます。

本記事は以下に当てはまる方には、お役立て頂けると思います。
- Zabbixを導入した(これからする)情報システム部門の方
- 構築ベンダーの中の人 or 監視部分を任されるインフラ運用担当者


監視にZabbixを採用したい人や、採用したけどうまくいかなかった人と語りたい、という想いで筆を執りました。どうぞお付き合いください。

1.便利なZabbixを使いこなすために

結論から申しますとZabbixは日本のITシステムにおけるOSSの監視ツールとしてはデファクトと言って良い地位を築いたと思います。
誰にでも始めやすく、安定しているとても良い監視ツールだと思います。

ただし、有効に活用するためには、注意が必要なポイントもいくつかある為、経験の浅い人がいきなり使い始めようとするのではなく、入手・利用が容易だからこそEnterprise のサポートを使う、ないし経験者から転ばぬ先の杖を得た後に事に臨んで欲しいなと思ったりします。

これまで、現場で様々な経験や時には苦労をしてきた身として同じ様な立場の人に悲しい思いはしないでほしく、この使い勝手のかなり良い監視ツールから恩恵だけを受けてハッピーにエンジニアライフを過ごして欲しいなと思う次第です。

2.Zabbix 運用の潜在的な問題

繰り返しになりますがZabbixはIT業界の多くの人に知れわたっている良い監視ツールと思います。
公式マニュアルの充実、インターネット上に溢れるZabbix関連情報から初学者がインストールして初手の監視設定を行うまでに大した手間もかからず、デフォルトの監視テンプレートを使用する事で大抵のシステムに係る機器やソフトウェアを監視する概ねの目的は達成できると思います。

しかしそれ故に、潜在的な問題は先送りになりがちでサポート窓口に連絡を受けた時に「なんでそう作っちゃうかなあ」と独り言をつぶやく事もしばしばあります。

問合せしてくる人は大方バトン受け取った運用者でZabbixを作った時の事など知らない場合がほとんどで、運用・維持管理に苦労されているケースも多々見受けられます。
私共、中の人の間ではこれを「Zabbix誰でもできる問題」と言っています。
情報が揃っているからこそ、誰でも始められるものの実際はポイントを押さえた構築や運用が必要となることからそう呼んでいます。


私が経験した中で多く直面した課題とその課題を解決するためのポイントを3つ挙げます。
 ① ログ監視の仕様で知っておきたいこと
 ② SNMP監視に関しての留意点
 ③ 外部システム連携に関する知見


次回より、Zabbix設計・構築時の注意すべきポイントについて少し掘り下げて書いていきます。

<著者>
三宅 徹芳

<経歴>
プログラマ ⇒ CE ⇒ オペレータ ⇒ 運用管理 ⇒ SE …と、職種を変えつつ活動。
現在はOSSの運用管理ツールの導入と保守を主業務にしており、
効果的な使い方の研究や外部研修で成果発表などしています。

※記載内容は掲載当時のものであり、変更されている場合がございます。

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